iPadをペンタブとして利用できるツール
現行のタブレット端末の中でもひときわ機能の優れた「iPad Pro」ですが、それをさらに便利に使用できるガジェットに「Apple Pencil」があります。
「iPad Pro」は非常に画面が大きくかつ高解像度であることから作業領域は大変広く、スペック的にはノートパソコンと同等以上となっています。
しかしもともとタブレット端末は「ビューワー」であって、「エディター」として開発されたものではありません。
そのため「iPad Pro」のような高性能タブレットであっても、閲覧はスムーズにできてもデータを編集する時にはかなり不便となる場面が多くありました。
そこで高性能タブレットを手軽なエディターとして使用するために、重要な役割をしてくれるのが「Apple Pencil」です。
「Apple Pencil」はApple社の純正ペン製品で、使用をすることにより「iPad Pro」を手書きのメモのように扱うことができます。
デジタルスケッチブックとして使用ができることから、慣れてくるとかなり精緻なイラストを描画することもでき、利用シーンがぐっと大きく広がります。
なお同じくアクセサリ用品として「Smart Keybord」という純正キーボードもありますので、購入の際にはそちらも検討することをおすすめします。
具体的な「Apple Pencil」の利用シーン
「Apple Pencil」はApple Storeもしくは全国のApple製品取扱店で購入をすることができます。
製品はペンの他、「Lightningアダプタ」および「替芯の先端」が入っています。
ちなみに「Lightningアダプタ」とは、アップル製品で独自に採用されている「Lightning端子」による充電用のインターフェイスです。
使用時には「Lightningアタプタ」を使用することで、「iPad Pro」に常にコードを接続していなくてもワイヤレスで使用可能となります。
ちなみにワイヤレスでペンを使用する場合は、「15秒充電で30分使用可能」と公式にアナウンスされています。
「Apple Pencil」は現在数多くのアプリが対応していますが、描画ソフトを使用することでiMacなどと同じ感覚で画面に絵を描いていくことができます。
ペンとして使用するだけでなく、スタイラスペンのように指の代わりに画面操作をするために使用が可能なので、いちいち持ち替えをする必要がありません。
大画面の「iPad Pro」を使用することにより、紙に絵を書くのと同じ感覚で描画できるのは大変便利です。
既に有名アーティストが「Apple Pencil」による作品をいくつかネットにアップしています。