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カメラを使用してリアルタイムで翻訳が出来るGoogle 翻訳

進化するGoogle翻訳の機能

今最も進化が著しいアプリのジャンルの一つが翻訳機能です。
少し以前まではGoogle翻訳は入力をした内容をかなりいい加減に訳すことがネタになっていたくらいで、日本語を英語にしたものを再び日本語にするととんでもない意味が出て来ていたりしました。

しかし現在のGoogle翻訳の精度はかなり高いものになっており、さらに手軽に正確に翻訳ができるようになっています。

ネットコンテンツを見ていて外国語のページが表示されたときには、その部分をコピペするだけで瞬時に和訳が表示されます。

さらに音声入力をすることもできるようになりましたので、海外旅行時や国内で外国人に何か質問をされたときには手間をかけずに意思疎通をすることが可能です。

そんな便利なGoogle翻訳をより手軽に使用できるのがアプリです。
スマホ向けアプリ「Google翻訳」では、Web上でのGoogle翻訳と同じように手軽に翻訳機能を使えます。

さらにスマホアプリ独自の機能として、カメラを使って撮影したテキストを文字として認識し、それが翻訳されるようになりました。

これにより外国語の印刷物や看板も、コピペ感覚で瞬時に翻訳が可能となります。
単語だけでなく長文ももちろん対応しているので、テキストサイトの文章の翻訳にも時間がかかりません。

将来的には翻訳者が不要になる?

それまでそれほど高い評価の得られていなかったGoogle翻訳ですが、急激に精度が高まったのは2016年末くらいからです。

もともとコンピューターによる翻訳機能は40年前より存在していたのですが、1990年前までは「ルールベース翻訳」という方法がとられていました。

これはあらかじめパソコンに登録しておいた外国語辞書をベースに、入力された単語を自動的に起き直すという方法です。

しかし言語というのは辞書をまるごと覚えたからといって単純に置き換え翻訳ができるものではありません。
そこで1990年代以降に使用されるようになったのが「統計翻訳」です。

「統計翻訳」とは、過去に翻訳をされた文章をデータ解析することで、その統計情報から翻訳方法を割り出すというものです。

ただしこの「統計翻訳」は出力できるデータを生成するまで、非常に数多くのデータを集めなければいけないというところが欠点でした。

しかしWebで翻訳が当たり前にされるようになってきたことにより、大量のデータを簡単に収集することができるようになり、さらに機械学習アルゴリズムであるディープニュートラルが登場したことにより、飛躍的に処理能力が高まりました。

今後ますます翻訳事例が集まっていけば、将来的に翻訳者も顔負けの正確な対訳が、誰でも使用できるようになるかもしれませんね。