iOS11になって何が変わるのか
2017年秋からリリースが決定されている「iOS11」ですが、6月にパブリックベータ版が公開されて以来、世界的に大きな注目を受けています。
iOS11の導入が予定されているのはiPhone7、iPhone7 Plusなどの新製品で、それまでのiOSと比較して全体的なバランスが良く動作が早いという点が特徴です。
iPhoneユーザーの多くがiMac等他のApple製品を併用していることから、音楽や動画、写真などをより一元的に取扱することができるようになっています。
今後発売されるiPhone7やiPhone7 PlusはiOS11は確実に対応しますが、iPhone6以前の機種では対応は一部に限定されることも既に発表されています。
対応機種は公式サイトから検索をすることができますが、2012年発売のiPhone5や2013年発売のiPhone5Cは対象外となるので、そのあたりが大きな境界線となりそうです。
従来までのiOSとiOS11で大きく変わる点を順番に羅列していくと「コントロールセンター画面」「AppleStoreのデザイン」「iMassageとApple Payの強化」「Siriの性能強化」「マップとCarplayが大幅改善」などが挙げられます。
他にも通知ウィンドのデザインなど細かい部分がかなり大きく変わるので、iOS10からアップデートした人も最初はかなり戸惑うのではないでしょうか。
カスタマイズ性が上がりより便利に
上記で挙げた項目を見てもらえばわかるように、iOS11の変更点は全てユーザビリティを向上させるためのものです。
中でも象徴的なのがコントロールセンターの大幅な変更で、数多くの機能をユーザー自身が追加や削除をできるようになっています。
iOS10まではコントロールセンターではロックスクリーンからのアクセスとアプリ使用中のアクセスの可否しか設定ができなかったのに比べ、個別に設定をすることができるのが大きな違いです。
またApple StoreのデザインもiOS11から大幅に変わりました。
新たに「Today」と「ゲーム」のタブが追加されており、よりアクセスし易いアイコン表示となっています。
OS全体的にそれまで小さな文字で表示されていた使用中のアプリの名称や数字やフォントが見やすくなっています。
動作も全般的に高速化されているのでより快適にスマホを利用できるでしょう。
注目の「Apple Pencil」に対応するアプリも大幅に増えており、手書きをするかのように自由に画面に書き込めます。
中でも「インスタントメモ」という、ロック画面をタップするだけでメモを開けるアプリは最大限「Apple Pencil」の機能を活かせるものです。